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はじめに:どうして人付き合いがしんどくなるの?
不妊治療をしていると、見えないストレスが日常のあちこちに潜んでいます。
体調やホルモンの変化、治療の結果への不安…。その中で、「何気ない一言」が胸に突き刺さることってありませんか?
「子どもまだ?」「そろそろ考えないの?」
悪気がないのは分かっていても、その言葉がしんどい時もあります。
今回は、私自身が不妊治療中に感じた人付き合いのストレスと、実際にやってよかった対処法をご紹介します。
よくある「しんどい瞬間」とその背景
1.「子どもは?」と聞かれたとき
親戚の集まりや久々の友人との再会などで、よく聞かれるこの質問。
悪意がないのは分かっていても、治療中だと返答に困りますよね。仲がいい親戚、友人には不妊治療の病院へ通っていることは伝えていました。なぜ伝えにくいのか、相手の反応、表情の変化で「いわなければよかったな」と感じました。
2. 妊娠報告ラッシュやSNSの投稿
友人の妊娠・出産報告が続くと、自分だけ取り残されたような気持ちになることも…。インスタグラムの投稿や、ストーリーを見るたびにしんどくなっていました。みなければいいものの、、、。また時々自分の投稿をしてみようか、悩んだりしますが、「こんな投稿誰が見るんだろう」と自暴自棄になることも。
無意識に比べてしまい、落ち込む日もあるのではないでしょうか。
3. 親や親戚からのプレッシャー
「孫が見たい」という期待が重く感じることも。両家ともども、焦らせるような両親ではありませんでしたが、勝手にプレッシャーに感じていました。
私が試してみてよかった対処法
【1】聞かれたときの返し方をパターン化しておく
事前に返し方を用意しておくと、気持ちがラクになります。
- やんわりかわす:「今は2人でいるのが楽しいから」
- 正直に言う:「実は治療中で…」
- 笑ってスルー:「ご想像にお任せします笑」
自分の気分や相手との関係に合わせて、パターンを使い分けるのがおすすめです。
【2】無理に付き合わない勇気を持つ
心が疲れているときは、誘いを断るのもOK。わりかし、仲がいい友達は不妊治療をしていることを伝えていたため、わかっていてくれました。
SNSで無理に他人の幸せを見なくても大丈夫です。子供の投稿など見るのがしんどかった時期はミュートしていました。
【3】安心できる人とのつながりを大切に
理解してくれる友人、同じ境遇の仲間とのやりとりは心の支えになります。
不妊治療のコミュニティや、匿名で話せるアプリも活用してみてください。
【4】「心のリセットタイム」を作る
好きな音楽を聴く、お気に入りのカフェで過ごす、ゆっくりお風呂に浸かる。
小さなご褒美で気分をリセットすることも、不妊治療中のメンタルケアとしてとても大切です。
まとめ
不妊治療中は、ちょっとした人付き合いでも心が疲れてしまうことがあります。
でも、それは決してあなたが弱いからではありません。毎日、目に見えない不安やストレスと向き合っているからこそ、自然なことなんです。
- 苦手な話題には、無理に答えなくていいんです。
- 距離をとっても大丈夫。あなたの心が少しでもラクになる方を選んでください。
- そして、安心できる人や時間をそっと大事にしてあげてくださいね。
つらい時は「人と距離を置くこと」も、自分を守るための大切な選択肢です。
どうかあなたが、自分の心にやさしくいられますように。
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